アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、ゲーム愛好者向けにAMD Radeon RX 7900 GREグラフィックスカードの出荷を開始しました。この新しい7900Siriーズは、没入感のある1440pおよび4Kゲームをサポートし、16GBのGDDR6ビデオメモリと、レイトレーシング(RT)およびAIアクセラレーターを統合した80の統一コンピュートユニットを備えています。
主な機能強化には、AMD HYPR-RX、AMD FidelityFX Super Resolution、およびAMD Fluid Motion Framesが含まれています。これらのGPUは、549ドルからの価格で追加ボードパートナーから購入可能です。AMDは、Radeon RX 7900 XTX、RX 7900 XT、RX 7900 GREを含む7900Siriーズの全ラインアップを発表しました。
RX 7900 XTXは96のコンピュートユニット、192のAIアクセラレーター、6,144のストリームプロセッサを搭載しており、RX 7900 XTは84のコンピュートユニット、168のAIアクセラレーター、5,376のストリームプロセッサを誇ります。一方、RX 7900 GREは80のコンピュートユニット、160のAIアクセラレーター、5,120のストリームプロセッサを搭載しています。
RX 7900 GREは、12GBのメモリを持つNvidiaのGeForce RTX 4070(価格549ドル)と直接競争しています。AMDによれば、RX 7900 GREは同価格で16GBのメモリを提供し、『コール・オブ・デューティ:モダン・ウォーフェア 3』で32%多くのフレームを実現できると主張しています。
さらに、AMD FidelityFX Super Resolution 3は、『アサシン クリード ミラージュ』や『バルダーズ・ゲート3』、そして『F1 23』などの人気ゲームのフレームレートを向上させます。また、AMDはAMD Software Adrenaline Edition(バージョン24.1.1)の新しいアップデートをリリースしました。
その他の進展として、AMDは高性能システムオンモジュール(SOM)ソリューションの開発を手掛けるSolidRunと提携し、Ryzen V3000 CX7 Comモジュールを発表しました。このモジュールは、8コア/16スレッドのRyzen Embedded V3C48プロセッサを搭載し、AMDの最先端6nm Zen 3アーキテクチャを用いて高性能とエネルギー効率を兼ね備えています。