Getty Imagesは、革新的なジェネレーティブAIスタートアップのRunwayと提携し、企業向けの高度な動画生成サービスを提供することを発表しました。このコラボレーションにより、RGM(動画生成モデル)が導入され、Gettyの膨大なコンテンツライブラリを活用して、企業が特定のニーズに合わせたオリジナルの動画コンテンツを制作できるようになります。
RGMモデルは、企業クライアントが独自のデータセットでカスタマイズ可能な基盤ツールとして機能します。GettyとRunwayは、広告、放送、映画制作などの主要な分野に焦点を当て、特にハリウッドスタジオのニーズに応えることを強調しています。
RunwayのCEO兼共同創設者、クリストバル・バレンzuela氏は「この提携により、新たな商業的利用や動画製品が企業に提供されることを楽しみにしています」と述べました。RGMモデルは今後数ヶ月で商業利用が開始される予定ですが、興味のある企業は今すぐサービスについて問い合わせることができます。
Runwayは、強力な画像生成モデル「Stable Diffusion」の開発で重要な役割を果たし、Gen-1やGen-2といった先進モデルを発表し、GoogleやNvidia、Salesforceなど大手企業からの多額の投資を受けています。
Gettyは、ShutterstockやAdobeとは異なり、生成AIに対して慎重かつ責任あるアプローチを取っています。初めは、法的リスクを懸念してAI生成画像のプラットフォームへの掲載を禁止しましたが、徐々にBRIAとの提携によりAIビジュアルコンテンツツールを開発し、9月には自社のコンテンツライブラリを基にした商業画像生成ツール「Generative AI by Getty Images」を発表しました。このサービスは、Nvidiaとの連携により、全ての使用権と保護を受けながら画像生成を楽しむことができます。
カスタマイズ可能な動画や画像コンテンツの需要が高まる中で、Getty ImagesとRunwayの提携は、さまざまな業界の企業におけるコンテンツ制作能力を向上させる重要な一歩を示しています。