AMD、Q4の収益6.2億ドルを報告も、FY23の収益は4%減少

アドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)2023年第4四半期決算報告

アドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)は2023年を好調に締めくくり、第4四半期の売上高は62億ドルに達しました。これは前年比で10%の増加を示し、アナリストの予測とも一致しました。

主な売上の原動力

同社の成長は、主にデータセンター部門とクライアント部門によるものです。AMDはデータセンターでの大きな進展を記録し、主にAMD Instinct GPUの需要の増加とEPYC CPUへの強い需要が背景にあります。一方、クライアント部門は前年と比べて横ばいでしたが、AMD Ryzen 7000Siriーズプロセッサの旺盛な年末商戦が四半期の増加に寄与しました。

その一方で、AMDのゲームおよび組み込み部門は、広範な市場動向の影響を受け、明確な課題に直面しました。Radeon GPUの販売増が、コンソールメーカーからの半カスタム収益減少の影響を若干和らげましたが、組み込み部門はさまざまな最終市場での在庫削減の影響により減速しました。

2023年度の概要

2023年度のAMDの総収益は227億ドルに達し、前年比で4%の減少を示しました。データセンターと組み込み部門の成長は、クライアントおよびゲーム部門の減少を補うには不十分でした。具体的には、データセンター部門はAMD Instinct GPUおよび第4世代EPYC CPUの需要増によって7%成長しました。組み込み部門は、AMDによる35億ドルでのXilinx買収によって17%の増加を経験しましたが、クライアント部門とゲーム部門はそれぞれ25%と9%の縮小を見ました。これはPCおよびゲーム機の需要減に起因しています。

今後の展望

今後、AMDは2024年第1四半期の売上高を約54億ドルと見込んでおり、300百万ドルの変動が予想されています。データセンター部門では売上高は横ばいになると見込まれ、サーバー売上の季節的な減少はInstinct GPUの売上増によって相殺されるとしています。しかし、クライアント、組み込み、ゲーム部門では減少が予想されています。

CEOのリサ・スーは、「供給が需要に追いついていく2023年には、前年比で二桁の大幅な売上減少が予測されています。これは強いコンソールサイクルの5年目に入ることになります。」とコメントしました。

Most people like

Find AI tools in YBX

Related Articles
Refresh Articles